三茶のおやつ、今更ながら基本の大切さに気づく。

やってきました大寒波。

 

京都に住んでだいぶ経ちますが、1、2番目くらいの大雪でしたね。

 

寒くて白くて冬真っ只中ですが、

 

出回ってきましたね、苺さん。

 

三茶は先週、苺のタルトを作ってみました。

 

苺の甘ずっぱさとタルト生地の香ばしさが

 

三茶っぽくない、ラブリーな感じでしたよ。

 

そして、アップルパイをホールで焼いてみたりもしました。

 

りんごの季節がそろそろ終わってゆくというのに。。。

 

やっぱホールっていいですね、インパクトが。

 

この2つ、実は寺町cafe&BAR大丈夫さんのデザートメニューの

 

試作でした。

 

もしかしたら、何かが採用されるかもしれません。

さて、最近、三茶は「くまベジ菓」さんのおやつに衝撃を受けました。

 

くまベジ菓さんは、基本的に熊本の食材(100%国産、植物性)を使って

 

卵・乳製品・白砂糖・添加物を使わないお菓子を作られています。

 

三茶も「卵・乳製品・白砂糖」を使わないという点では同じですが、

 

三茶には「卵と乳製品が入ってない分、何かでカバーしなきゃ!」

 

という意識があったのです。

 

一方、くまベジ菓さんの原材料はいたってシンプル!

 

そのクッキーを成立させるのに必要なものしか使われてないんです。

 

基本的には、小麦粉+野菜など素材+菜種油+粗糖+塩。これだけ。

 

それで、くまベジ菓さんのクッキーね、今までヴィーガンやらマクロビやらのお菓子もたくさん食べてきましたが、

 

桁違いで美味しかったんです。

 

だいたいこういう系のクッキーって固いんですけど、くまベジ菓さんのクッキーはさくさくで全然固くないんです。

 

素材のおいしさがそのまま伝わって、なおかつ食感も絶妙。。。

 

三茶はすごく感動しました。

 

「バターや卵のコクや風味がない分、何かで補う」なんて三茶の考えはとんでもない。

 

くまベジ菓さんは違いました。これが完成形。何かで補うとかではなく、素材の力への信頼があるように思いました。

 

くまベジ菓さんに刺激を受けて、

 

いつもココナッツやシナモンを入れて作っていた人参ビスケットを

 

小麦粉、人参、こめ油、てんさい糖、黒糖、塩 で作ってみました。

 

うん。素朴で、これぞ「人参ビスケット」だ、確かに。

 

いつもいろいろ入れたくなったりアレンジしたくなったりして

 

ちょっと変わったおやつが出来上がるのだけど

 

シンプルの美味しさを知っているのと、シンプルでは物足りないからとアレンジしちゃうのとは違うと、

 

やっと基本の大切さを実感したのです。

 

これは、玉ねぎクラッカー。

 

小麦粉、玉ねぎ、こめ油、全粒粉、てんさい糖、ごま、塩。

 

玉ねぎの風味と甘味で、すごく美味しい。

 

素材ってすごいのですね、と。

 

シンプルを知って、シンプルの素晴らしさに気づきました。

 

そして、おやつって味だけじゃない。

 

手触りや食感、そういうところも大切で、魅力になるんですよね。

 

手触りから味になるっていうのを教えてくださったのは、グリッシーニでお世話になったTAKAさんです。

 

いろんな人からいろんなことを教えてもらって、三茶はもう少し自分のおやつをブラッシュアップしていきたいと思っています。